剪断する材料の種類と厚さにより最適な材料と熱処理硬度をミクロン単位で仕上げ、5000mmまでの長尺物の製作をいたします。
金属板の折曲加工用の金型は、耐摩耗性、正確な形状、強度、適切な硬度を必要といたします。お客様の使用状況に適合した金型を設計し、一貫製作いたします。
シャーリング刃の刃先研磨、折曲金型の摩耗を再研磨いたします。
また、既存金型との揃え研磨、微小な形状変更にも対応することができます。
シャーリング刃には一般に、全鋼製四方刃と附刃製片刃があります。 全鋼製四方刃はダイス鋼(SKD)等の合金鋼で製作し、附刃製片刃は軟鋼に特殊工具鋼(SKS)等を鍛接したものと高速度鋼(SKH)を接着したものがあります。
・全鋼製四方刃
厚板剪断は剪断応用力が大きく、刃先の欠損を防止する耐衝撃性と耐磨耗性のある材料を選定して、適正な硬度で製作いたします。
・附刃製片刃
薄板剪断は切り口の精度と美麗を特に重要とするので、刃先を鋭角にして高張力と耐磨耗性のある材質を選定して製作いたします。
(特に硅素鋼板切断用には高速度鋼製が最適です)
被剪断材の厚さ |
硬度(HS) |
シャーリング刃の種類 |
薄板(6mm以下) |
80° |
全鋼製四方刃、附刃製片刃 |
中板(6mm~12mm) |
76° |
全鋼製四方刃 |
厚板(13mm以上) |
70° |
全鋼製四方刃 |